配線ダクトの本来の用途は、中に電線を収納して、要所に固定配置するための管となっている設備のことです。
「ライティングレール」とも呼ばれて、通電できるレール状のものを天井に這わせたり埋め込んだりするものとなります。配線ダクトを用いることで、パソコンなどで多くの配線をまとめて収納することで、周辺の空間をスッキリさせる用途となるのです。電線を収納するだけではない用途が注目されています。装着できるアダプター付きの器具であれば、器具の取り外しや移動も簡易にできることから照明器具を直に取り付けたり、移動することができます。
配線ダクトを使用して床面に設置したりすることでモノを吊るしたりするインテリアの用途にも使用することができます。飲食店などで照明を移動して個別ブースをつくったりするのに使われていたことから、舞台照明に使ったり、家庭で洒落た照明を取り付けるのに利用したりされるのです。簡単に移動したり角度を変えることができる便利さがあり、個性を生かしたリフォームができます。
最近は家庭にある「シーリング」と呼ばれる、電気配線接続部分に設置できる専用の簡易取り付けができる配線ダクトが販売されているのです。これを使えば、専門の業者に依頼しなくても、自分で設置して照明器具としての「ペンダントライト」や「スポットライト」を自由に取り付けることができます。配線を見えなくするので空間もすっきりさせて、思い通りの配線工事となるのです。